次世代のための「L'」ブランディング
先ほどからの話のベースにあるのは「L」ブランディングの戦略です。"次世代の"というキーワードで事業計画を構築しています。そしてまたこれからの次世代を担うジェネレーションに対して考えるならば、やはり次の「L'(エルダッシュ)」という戦略的な概念が必要になってくるのだろうな、と思っています。ですから皆さんが次の世代を担うジェネレーションであるとしたならば、またわれわれの仲間になったならば、私が望むことは「L'」のブランディングを次世代で創り上げて欲しいということです。
前段階においてひとつの戦略スキームとして「L」ブランディング戦略を構築しました。例えば具体的に申し上げられることは、次世代ブランディングのひとつの目的として、地域の元気を創出するために、社会貢献事業による次世代事業の遂行を考えています。
昨年3月11日の大震災があったりとか、この和歌山でも台風12号が上陸したりとかで、世の中の風潮として、絆(きずな)とか助け合い・支え合う・寄り添うなど地域社会的な様々なキーワードが拡がりました。社会貢献と収益事業の両立、一般的にはボランティアというと奉仕するだけ、一方通行で終わっているという話を耳にしますが、それは今流で言うと持続可能な事業が遂行できていないのではないかと、思います。
持続可能な事業活動は、やはり社会貢献といえども事業収益が必要であろうと。で、CSRという概念を念頭におきながら、社会貢献を遂行し事業収益を得ていく。それがひいては継続的なソーシャルマーケティング拡張したり、次世代のブランディングにつながったりするだろうと確信しています。同時に弊社の企業価値が高めることができればと。現状は、日本宇宙少年団や大人大学という事業をやってきたわけですけれども、次は何を展開するかは実は今模索しています。
講演:株式会社和歌山リビング新聞社 代表取締役社長 西田 弘
(株)和歌山リビング新聞社代表取締役社長。>続きを読む