インターネットの台頭でコミュニケーションのカタチが変わる
インターネットの概念でいうと、広告やメディアの概念はかなり変化を遂げています。この現象は皆さん、それとなく体験されたり、感じたり、ご存じの方が多いのではと思います。強いて言えば生活者の消費生活行動がパラダイムシフトを起こしていると考えます。コミュニケーションをスムーズにするため、3Cモデルを共有の論拠にしましょう。
これは一番わかりやすい話で、3Cモデルのプラットフォーム化という言い方をしますが、インターネットが台頭してきてメディアの在り方も変わってきました。そして情報伝達の仕方も変わってきています。(上図参照)
3Cモデルのプラットフォーム化。情報伝達の核にコンテンツがあります。それを入れる器がコンテナ、そして伝えるコンベア。例で言いますと新聞記事。新聞の新聞記事はコンテンツ、新聞の新聞記事を掲載するのが新聞紙面、いわゆる器という例えでコンテナ、そしてそれを読者に伝えるためのものがコンベア、要するに新聞でいいますと新聞販売店になります。
これをわかりやすくいうと新聞記事であるコンテンツが、インターネットの世界でいうと、例えば器としてYahooニュース、コンベアの役割を果たすのがインターネットという言い方ができるかもしれません。音楽(コンテンツ)、CD(コンテナ)、CD販売店(コンベア)、が音楽、iTunes Store、インターネットになります。小説もデジタル化されまして、小説、書籍、書店の流れが今までの形で、今は、小説、電子書籍、インターネットと、まったく3Cモデルのプラットフォームで情報伝達の役割が変わってきました。
講演:株式会社和歌山リビング新聞社 代表取締役社長 西田 弘
(株)和歌山リビング新聞社代表取締役社長。>続きを読む