SNSの可能性はまだまだ拡がる。
ソーシャルメディアとしてもいろいろなスタイルがありまして、評価や推奨などが行われるクチコミサイト(価格コム・食べログ)、特定の興味関心事項例えば料理などを共有するサイト(クックパッド)、Q&Aコミュニティサイト(ヤフー知恵袋・教えて!goo)。動画コミュニティサイト(ユーチューブ・ニコニコ動画・ユーストリーム)、友人と友人がつながるコミュニケーションプラットフォーム(ツイッター・ミクシー・フェイスブック)など様々なソーシャルメディアが存在します。特に今後何らかのカタチで取り組みたい地域型SNSはe-コミュニティ形成支援事業に採択された行政主導型の「地域SNS」として注目はあるものの、まだまだ模索する時間が必要だと思います。次世代メディア・マーケティングとして、これからのメディアづくりに必要な視点を考えると、ポイントとしてさきほどもお話しましたが、次世代型の「地域メディアの構築」は今後の大きな課題であると思っています。そこでやはり機能効率面から考えるとSNSなどのプラットフォームの機能は効率的です。
- ①マッチング機能:
プラットフォーム上で複数のグループの、需要と供給をマッチングさせる機能。過去の購買履歴に基づくリ、コメンデーションもマッチング機能の一種。 - ②コスト削減機能:
供給側が単独で実装するよりも低コストで、さまざまな機能を持つことが出来る。需要側にも供給側に対する、個別の手続きを行う手間が省けるメリットがある。 - ③ブランディング機能:
一定のブランド力(実績・安心感)のあるプラットフォームに参加することによって、ユーザーへの訴求力が増す。供給側に集まってもらうためにも、強いブランディング機能が必要。ブランド維持には一定のクオリティ水準が必要。 - ④外部ネットワーク機能:
利用者が増えれば、そのサービスや製品を利用する人たち、全体の利益と利便性が、向上していく仕組み(ネットワークの外部性)SNSが急激に伸びているのは、外部ネットワーク機能によるもの。 - ⑤三角プリズム機能:
直接は引き合わないが、第三のグループを介在させることによって交流が生まれる機能。
株式会社和歌山リビング新聞社 代表取締役社長 西田 弘
(株)和歌山リビング新聞社代表取締役社長。(株)リビングリレーションズ代表取締役社長。ソーシャルカルチャーネットワーク(株)代表取締役社長。一般財団法人リビングソーシャルプロジェクト代表理事。NPO法人コミュニティマネーわかやま理事・大人大学推進協議会会長・日本宇宙少年団和歌山分団長。