Think Globally, Act Locally
「グローカルなブラットフォームでメディアづくりを考える」。
というテーマで今回はお話をさせていただきます。 (※グローカルとは:地球規模でものごとを考え、身近でやれることから行動する)。ということです。 私的な視点として、グローカルな観点で、 しかもひとつの切り口として、様々な戦略を模索することにおいては適切な考え方だと思っています。
弊社は、「和歌山」エリアで、地域に密着しながら、 情報提供事業を通じて、地域に貢献するというスタンスをもちながら「和歌山リビング新聞社」として、いろいろなコンテンツ事業を展開しています。 いつも言っていることがあります。 戦略は「ヒトモノコト、すべてを点・線・面で結ぶ」ということを前提に考え、行動しよう、ということを社員全員で共有しています。
それらを前提に、「グローカル」な観点から自社事業を説明させていただくと、 弊社は新聞や雑誌発行以外に業際事業としてカルチャー教室の運営を展開しています。 これはリビング新聞ネットワーク、北は仙台から南は鹿児島まで、 和歌山と同様に全国各ネットワークエリアでカルチャー事業が営まれています。
点線面の戦略で実例をあげますと、 ネットワークエリアの各カルチャー教室のコンテンツをひとつにまとめて、 地域独特の、しかもテーマ別に、カテゴライズされた地域のコンテンツを集約することによって、 結果的にポータル的なカルチャー教室のウェブメディアをつくることができるよね。ということで、 カルチャーの、いわゆる「学びのプラットフォーム」を創り上げることができました。 合わせてグローバルにカルチャー事業を展開している企業と、 グローバルに通信事業をしている企業との接点をつくり、 事業戦略の基盤であるインフラができあがりました。 それに合わせて点線面の考え方の一環ですが、そのグローバル企業と、 我々ローカルコンテンツももった和歌山リビング新聞社とリビングネットワークでローカルのコンテンツを組み上げ、 カルチャーのポータルサイトを運営する合弁会社を東京に本社をおき設立することができました。 もとはと言えばローカルコンテンツの積み上げから発想した事業でが、ポータル的なサイト戦略はグローバルに考え、また収益構造をつくりあげるためのコンテンツとその戦術はローカルのアクションを基盤に、というフレームで、まさしく「グローカル」から生れたビジネススキームをつくりあげることができました。 また私は、この東京に本社を置くソーシャルカルチャーネットワーク㈱の代表も務めているわけですが、東京での講演やシンポジウム、会議・会合では、何故、「和歌山」西田さんが?とか、何故、和歌山リビング新聞社の西田さんが東京本社の会社を? とかいう疑問が皆さんから投げかけられます。 そういう時に、「グローバルに考え、ローカルでアクションする」と言った意味のことを申し上げるようにしています。
"Think Globally, Act Locally"
これからの事業戦略は「グローカル」をキーワードに模索することがひとつの大きな考え方だと思っています。 またグローカルな考えで、いわゆる「人が集まるプラットフォーム」を創り上げ、 いろいろある懸案のビジネスモデルをどんどん拡大・発展させていきたいと思っています。 (※人がつくり上げているプラットフォーム(パーソナルなプラットフォーム) ※パーソナルなプラットフォームをもった人々が集うプラットフォーム(ソーシャルプラットフォーム) と言う風にプラットフォームを私なりに戦略的に捉え「ヒトモノコトを点線面に繋げていく)、今回のテーマである「グローカルなプラットフォームでメディアづくりを考える」というテーマをリアルなこの場でご理解していただければと思います。
グローカルなプラットフォームでメディアづくりを考える。というテーマの前に弊社の事業全般は「Lブランディング」のプラットフォームでグローカルな考え方でブランディングを推進しています。「Lブランディング」のフォームが示す通りでございます。メディアを通じて生活者との「場」づくりを展開し、メディアをコミュニケーションのツールとして捉えるならば、日々変化するコミュニケーションをデザインし続けることは、我々が今後、継続的に解決していかなければならない課題でもあります。
株式会社和歌山リビング新聞社 代表取締役社長 西田 弘
(株)和歌山リビング新聞社代表取締役社長。(株)リビングリレーションズ代表取締役社長。ソーシャルカルチャーネットワーク(株)代表取締役社長。一般財団法人リビングソーシャルプロジェクト代表理事。NPO法人コミュニティマネーわかやま理事・大人大学推進協議会会長・日本宇宙少年団和歌山分団長。