インターネットメディアの変遷
デバイスの変化
インターネットメディアからSNS(social networking service)へ、メディアのカタチも進化し、 情報と情報、情報と人、人と人を最適につなぐミッションをもつことでソーシャルネットワーキングサイトが存在します。 そこでメディアのポジションを確認しておくと、「マスメディア」の特性は、 情報発信者と情報受信者が明確に分かれていて、不特定多数に対して均一な情報を届ける。 また情報発信はプロの仕事として位置づけられ、情報は単一方向で発信されます。また「ソーシャルメディア」はマスメディアの特性とかなり違って、誰もが情報発信者になりえ、ユーザー同士がつながりやすい仕掛けがあり、双方向型のコミュニケーションが可能です。また、ユーザーが情報を交流させることによって新しい情報価値を生み出すことが特徴です。次世代メディア・マーケティングとして、これからのメディアづくりに必要な視点を考えると、ポイントとしてユーザーのコミュニケーション(交流)をベースにしたボトムアップ型のメディアデザインが考えられます。CGM(Consumer Generated Media)・UGC(User Generated Content)私などの見解ではハイパーローカル戦略とはまだ言い切れませんが、それに近いローカル戦略が、今後「アナログ・デジタル」メディアがクロスするように、中心的なメディアの考え方にシフトしていくのではと考えています。SNSをグローバルからローカルに顔の見える地域社会と融合させる。ことを課題として考えています。ここで過去にさかのぼって簡単に整理しておくと、2009年にソーシャルメディアの概念が出来上がりました。CGM(Consumer Generated Media)UGC(User Generated Content)要するに読者(生活者・ユーザー)が投稿することによって、タイムリーでリアルな情報が積み重なり、またその情報がテーマ別・カテゴリー別に分類され、そしてコンテンツができあがり、さらにローカルで、またそのコンテンツの積み重ねでメディアが生成されます。またその逆もあり得て、メディアのコンテンツが分解されて、また新たなコンテンツメディアが出来上がるというものです。まさしくインターネットメディアが社会に深く入り込んだ後の、WEB2.0やWEB3.0がメディアの様相を変えたことは、デジタルメディアの大きな転換期であったと考えます。2010年ツイッター・2011年フェイスブック・ミクシー 等々。インターネットメディアからSNSへメディアのカタチも進化し、ますますこれからICT(Information and Communication Technology)の発展でメディアとデバイスは予測できない変容を見せられることを、われわれは覚悟しておかなければならいないと考えています。
株式会社和歌山リビング新聞社 代表取締役社長 西田 弘
(株)和歌山リビング新聞社代表取締役社長。(株)リビングリレーションズ代表取締役社長。ソーシャルカルチャーネットワーク(株)代表取締役社長。一般財団法人リビングソーシャルプロジェクト代表理事。NPO法人コミュニティマネーわかやま理事・大人大学推進協議会会長・日本宇宙少年団和歌山分団長。