L´ブランディング
地域の情報インフラをつくる。(※地域密着型のSNSが急増)ICT(Information and Communication Technology)を活用し地域社会の「人のつながり」をつくり強化することで、地域社会の活性化を目指す「地域SNS(※ソーシャルネットワーキングサイト,:Social Networking Site)」)。地域SNSなどをひとつのクラスタ(※クラスタ(cluster)」:房)。そこから、数百、数千、数万など、「たくさんの数の集まり」という意味で使われると見立て、クラスタ同士がゆるくつながることでネットワークができるというイメージです。
まさしく「ヒトモノコト」を「点線面」への戦略が、プラットフォーム戦略と融合させることがある意味クラスター戦略とも呼べるものだと考えます。2012年度から弊社はLブランディングから「L´ブランディング」へと次世代のための次世代メディアを創出するために「変化」に果敢に挑戦するという変わることの重要性を唱えています。「L]ブランディング戦略は、基本戦略をもとに具体的に3つの方向性を導いています。第一は「ITを通じて地域の次世代をデザインする。」次世代型L´(dash)Brandingを実現するために個々のパーソナルプラットフォームを集約したL´(dash)のPratformを戦略的に構築する。さらに Lメディアを基盤にしたクロスメディア戦略を実現させ、新しい仕組みと新しい仕掛けを創出する。L´(dash)Brandingは新しい収益構造を生むものです。第二は「情報提供を通じて生活者と共栄。」主要3媒体の各々のポジショニングを再確認し、(BtoBwithC)toC(CtoC)の視点で、発展的に新たなターゲティングと新たなコンテンツを開発する。また、SNSなどメディアの変化を敏感に捉え、常に、クライアントと生活者を意識したコミュニケーションツールとしてのメディアを創り上げる。第三は「地域貢献を通じて生涯価値を高め共有する。」CSR(企業の社会的責任)に基づいた社会貢献事業のプラットフォームとして、一般財団法人リビングソーシャルプロジェクトの運営を推進する。さらに日本宇宙少年団や大人大学の実施に加えて、生活者の有益性を目的とする持続可能な活動と、産官学と連携した社会貢献ビジネスを具現化する。要は、次世代事業を実現するために、[L].Brandingを基盤に戦略的な「L´(dash)Branding」を構築するが重要事項です。まずは
- ①ITを通じて地域の次世代をデザインする。
- ②情報提供を通じて生活者と共栄する。
- ③地域貢献を通じて生涯価値を高め共有する。
というところを基盤にこれからの「戦略」が始まります。
インターネットメディアやSNSが氾濫するメディアの多様化の時代に、フリーメディアという特異なポジショニングで、ある一定のスタンスから情報を提供し続けるといことについて、一度立ち止まって熟考してみる時期かと考えています。有料紙は読者が選ぶもの、フリーペーパーは読者を選ぶもの。「値段があるから価値がある」。また「無料で配られるものに価値がない」。という価値観は的はずれでございます。価格が価値を表すというブランド思考は今の時代にはそぐわないと考えています。フリーペーパーに対してよくある考え方でありますが、「読者の購読料によって得るべき収入を広告に依存している」という捉え方は的確ではありません。有料紙も無料紙も同じものを売っている。ということです。メディアは読者が読む為の記事を提供し、その引き換えに読者から読む為の時間を引き換えにいただく。その読者から得た時間をクライアントに広告として売っているという考え方。読者の信頼と時間をもらえなければクライアントに売るものなど何もありません。という古典的な標準を冒頭において今日いろいろなことをいろいろな観点からお話させていただきましたが、もう一度、私自身も慎重に今後の戦略を熟考したいと思っています。めまぐるしく変化する時代、変化を恐れない勇気をもって事業に取り組んでいきたいと考えています。できれば皆さんと共に、次世代のための次世代メディアを創出する機会を一緒にもつことができればと祈っています。
株式会社和歌山リビング新聞社 代表取締役社長 西田 弘
(株)和歌山リビング新聞社代表取締役社長。(株)リビングリレーションズ代表取締役社長。ソーシャルカルチャーネットワーク(株)代表取締役社長。一般財団法人リビングソーシャルプロジェクト代表理事。NPO法人コミュニティマネーわかやま理事・大人大学推進協議会会長・日本宇宙少年団和歌山分団長。