リビング特別体験イベント「夏休み!親子で工場見学」「世界に誇るパイル織物でオリジナル生地を作ろう」を行いました。

INFO
2026.08.28

リビング和歌山の巻頭特集で企画した「夏休み! 親子で工場見学」。昨年に引き続き、この夏は第2弾として実施。7月11日号の紙面で、今年企画した3つのイベントを紹介し、参加者を募集しました。

その三つめ、今年の夏休み最後となるイベント「世界に誇るパイル織物でオリジナル生地を作ろう」を8月19日(水)に行いました(協力=妙中パイル織物)。このイベントには、親子22組、大人と子ども合わせて54人の申し込みがありましたが、定員が親子12組(大人・子ども合わせて30人まで)だったため、抽選をして親子11組26人が参加しました(同伴者含む)。

開催場所は、橋本市高野口町にある「妙中パイル織物」。
橋本市の高野口町は、パイル織物の一大産地。中でも1950年に創業した「妙中パイル織物」は、高野口町で唯一、染色から製織、プリント、仕上げ加工まで、全工程を自社で行う織物メーカーです。

国会議事堂の椅子や、新幹線をはじめ阪急電鉄などの車両の座席、また、観光バスやNHKホールのシートなどに同社のパイル生地が使われ、シャネルやディオールなど世界的なアパレルブランドからも受注があります。

まず、同社の代表取締役・妙中正司さんが参加者たちにパイル織物の特徴について説明。そして、さまざまなパイル織物の生地を紹介。次から次へと生地見本を手に取り、参加者たちに解説してくれました。もちろん、中には国会議事堂の椅子、新幹線の座席の生地もあり、参加者たちは実際にその生地に触れ、感触を確かめていました。

中には国会議事堂で天皇が座る玉座に使われている生地も。素材はシルク、手触りはいっそう滑らかでした。

現在、同社の主力商品の一つとなっているのが、化粧用のパフに用いられる生地。髪の毛のように細い50デニールのポリエステルの糸で作られ、思わず頬ずりしたくなるようなきめ細かい毛のパフは粉持ちもよく、弾力のある肌触り。同社の技術力の高さがうかがえます。
この日の参加者には1人に1つ化粧用パフがプレゼントされました。
妙中社長の解説の後は、いよいよ工場見学へ。
まずは、このイベントで作るオリジナル生地がプリントされる様子を見に行くことにしました。

参加者たちは事前にオリジナル生地にプリントする絵や写真などを用意。弊社からそれらのデータを妙中パイル織物に送っておき、見学会に合わせてインクジェットプリンターで生地に印刷される様子が見られるよう準備をしてくれていました(写真は参加者たちが用意した絵や画像をテストプリントした生地)

大きなインクジェットプリンターから、みんなの絵や写真がプリントされていきました。

その後、織り機がある工場へ。“カシャンカシャン”と音を立てて生地を織る大きな織り機が整然と並び、それぞれには何百本という糸がつながれています。

臨場感たっぷり! 生地が織られていく様子をまじかで見ることができました。

化粧用のパフになる生地を織る機械が稼働中でした。

染色から仕上げ加工まで一貫して行っている同社。
敷地内には各工程でそれぞれの建物があり、いくつもの工場をめぐりました。

こちらは、出来上がった生地に模様を付けているところ。関西ではおなじみの“ヒョウ柄”をプリント中です。今でもヒョウ柄人気は衰えることなく、同社にはたくさんの模様の版がありました。

国内外で認められるパイル織物の技術を、消費者に直接伝えようと、同社が立ち上げたのがオリジナルブランド「Taenaka No Nuno(タエナカノヌノ)」。

バッグやポーチ、名刺入れ、ハンカチ、ブローチなどのアイテムを取りそろえており、社長のお話を聞いた社屋2階の会議室には商品の陳列コーナーがあり、気に入った商品を見つけた参加者は買い物も楽しんでいました。

参加者たちのオリジナル生地は、この後、仕上げ加工をした後に完成。弊社に一括して届けられ、弊社から参加者たちに送付しました。