リビング読者限定!1日だけの特別企画「言の葉ふだで和歌を作ろう」を開催しました。

INFO
2026.03.29

リビング和歌山3/14日号の巻頭特集「和歌に親しむ“言の葉(ことのは)ふだ”」で企画したリビング読者限定特別イベント「言の葉ふだで和歌を作ろう」を、3月29日(日)に、和歌の聖地・和歌の浦の「玉津島神社」(和歌山市和歌浦中3-4-26)で開催しました。

言の葉ふだで和歌を作ろう

今回のイベントは、和歌の浦の魅力を掘り起こし、県内外へ広める事業を展開している会社「つくも」(本社=和歌山市神前)とコラボ。
「言の葉ふだ」は、同社が企画・制作したもので、5・7・5・7・7の音からなる和歌(短歌)を簡単に作ることができるアイテム。「五」の音と「七」の音の言葉が書かれた2種類のカードがあり、「五」から2枚、「七」から3枚を選んで、言葉を並べると5・7・5・7・7の短歌になります。

五の音の言葉と七の音の言葉が書かれた札が全部で109枚ある「言の葉ふだ」

同社は、玉津島神社で観光客や一般の人を対象に「言の葉ふだ」を使った新たな観光コンテンツを展開。今回はリビング読者を対象に、特別に無料で体験できるイベントを企画しました。

イベントにはリビング読者7組12人の読者が参加。親子や夫婦、また友人同士などで誘い合って参加してくれた読者もいました。
ちょうど桜の花がほころび始めた良い天候に恵まれ、会場の玉津島神社も多くの参拝客でにぎわっていました。その境内の一角、大広間を会場に体験を行いました。

まず、つくもの代表取締役CEO・石川浩司さんが、冒頭に「言の葉ふだ」について簡単に説明。その後、和歌の浦の万葉研究の第一人者である近畿大学名誉教授・村瀬憲夫さんによる解説をDVDで視聴しました。村瀬教授は、万葉集に用いられている“やまと言葉”について触れ、その特徴などを説明。それを受け、「言の葉ふだ」体験が始まり、参加者は2人で1組の「言の葉ふだ」を使い、「五」の札から2枚、「七」の札から3枚選び、言葉を並べてみました。

「まずは何も考えないで、札を選んでください。それがポイントです」と石川さんが声をかけます。

選んだ札を「5・7・5・7・7」に並べてみると、何となく和歌のような仕上がりに。

札の裏には言葉の意味が書かれています。今度はその意味を考えたり、言葉の音やつながりを考えて札を選び直してみたり、また、並べ替えてみたりします。

裏には言葉の意味が書かれています

 

石川さんもアドバイスをしながら、参加者同士、和気あいあいと和歌作りは進みました。

和歌が完成したら、今度は短冊に筆でしたためます。短冊に和歌を書くときは、利き手で筆をもち、もう一方の手に短冊をもって、筆をたてて書いていきます。

慣れない筆と書き方に戸惑いながらも、何度か練習をして清書。皆さんが短冊に文字を書いている様子はとても風流でした。

その後、短冊を手に拝殿に移動。作った和歌を奉納します。

玉津島神社の権禰宜(ごんねぎ)・遠北(あちきた)喜美代さんが奉納を執り行ってくださり、参加者は一人一人作った和歌を神様の前で詠み上げて奉納しました。

奉納後、参加者にはお守りの「福銭(ふくせん)」が授けられました。

「言の葉ふだ」を使った和歌づくり体験は、これで終了ですが、玉津島神社まで足を運んだ機会に、希望者だけを募って、背後にある「奠供山(てんぐやま)」に登ってみました。

小高い「奠供山」は、今から約1300年前、聖武天皇が和歌の浦を訪れたときに登ったとされる山で、この山から見る和歌の浦の美しい風景に感動し、この景観をいつまでも残していくようにと詔(みことのり)を発した場所です。

言の葉ふだで和歌を作ろう

この日は春霞で爽快な風景は見られませんでしたが、頂上からは和歌の浦を一望。いにしえの歌人に思いをはせ、その景色を楽しみました。

奠供山から降りる道中では桜が咲いていました